関学大 5連敗の中に光、下級生が存在感 小樋山監督「ボールをキープできればトライを取れる」

[ 2021年11月6日 17:56 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第5節第1日   関学大17―38天理大 ( 2021年11月6日    奈良県天理市・天理親里競技場 )

<天理大・関学大>天理大に敗れ、肩を落とす関学大フィフティーン(撮影・坂田 高浩)
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 開幕5連敗になった関学大は前半、出足の速いディフェンスとテンポの速いアタックで、天理大に食らいついた。得意のモールを決め手にして2トライ。26―12で折り返した。

 しかし、後半の立ち上がりに課題のラインアウトでミスが出てチャンスを逸すると、その後は反則が目立った。小樋山樹監督は「後半の入りでトライを取れなかったのが試合を通して大きかった」と語り、フランカー魚谷勇波主将(4年)は「勝ちきれないところが自分たちの弱さ」と肩を落とした。

 通算勝ち点3のままで最下位を脱出できないものの、下級生を中心に好プレーも出ている。フッカー平生翔大(1年)は攻守で体の強さを見せた。スクラムでも、天理大の好きなようにさせなかった。WTB加藤匠朗(2年)は何度もタッチライン際をブレーク。途中出場したバックスの川村祐太(1年)は試合終了間際、自陣22メートル以内で強烈なタックルを浴びせたて、相手のファンブルを誘った。こぼれ球を加藤が拾って、17―38とする意地の1トライが生まれた。

 小樋山監督は「アタックは自分たちの形を作ってボールをキープできれば、トライが取れると、選手も自信を持っている。敵陣でプレーすることが大事」と前を向いた。20日の第6節・同大戦(神戸ユニバー記念競技場)で今季初勝利を目指す。

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