塩浦慎理が先月29日誕生の長女に捧げるV 「物心つくぐらいまで」現役続行を宣言

[ 2021年11月6日 17:23 ]

 競泳日本社会人選手権第1日 男子50メートル自由形決勝 ( 2021年11月6日    日環アリーナ栃木 )

塩浦慎理
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 男子50メートル自由形決勝は塩浦慎理(29=イトマン東進)が22秒25で優勝した。10月29日にタレントの妻おのののか(29)との間に第1子(女児)が誕生。父親としての初レースを制し「まずは勝てたことがうれしい。子供も生まれて、思っていたより可愛くて、ますますやる気が出た。物心つくぐらいまでは頑張りたいという欲も出てきた。まだまだ頑張りたい」と語った。

 新型コロナウイルスの影響で病院に入れない時期が続いたが、出産時は緊急事態宣言が明けており、立ち会えた。生まれる瞬間の映像を撮る父親としての“初仕事”もこなし「感動的な瞬間に立ち会えました。泣くかなと思ったが、痛そうだったので、ホッした気持ちが大きくて泣きませんでした。すごく感動しました」と振り返った。

 1年延期によるモチベーション低下もあり、東京五輪は個人種目の出場権を逃し、男子400メートルリレーのみの出場。全体13位で予選落ちして不完全燃焼に終わった。「この1年は気持ちの上下が大きく、本当は東京五輪で(現役を)辞めようと思っていた。でも、またやる気が出てきた。体的には僕が想像していた30歳より若い。五輪は悔しかったし、やり切って、最後絞り出して終えたい」。五輪の悔しさに、一家の大黒柱の責任感も加わり現役続行と決断した。

 来年5月の世界選手権福岡大会がリベンジの舞台となる。19年世界選手権(韓国・光州)は50メートル自由形で日本人18年ぶりの決勝進出を果たして8位。「また世界の選手たちと戦える準備をしたい。前回の韓国大会は決勝に残ったが、もっといい順位を目指して、メダル獲得を頭に入れてどうすればいいかを考えていきたい」と力を込めた。

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