東京パラ競泳金メダルの木村敬一がトークショー 次回パリ大会出場は「わくわくすれば…」

[ 2021年11月7日 01:16 ]

自伝をPRする木村
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 東京パラリンピックの競泳男子100メートルバタフライ金メダリストの木村敬一(31=東京ガス)が6日、都内でトークショーを行った。自伝「闇を泳ぐ」の出版を記念し、ファン約50人の前でパラリンピックや執筆に対する思いや裏話を披露。実直かつユーモラスな語り口で大半を女性が占めた参加者を沸かせた。

 昨年4月に始まった1回目の緊急事態宣言中に時間を持て余してブログを書き始め「せっかくだから生まれてからのことをしっかり文章にして本にしてみたいなと思ったのが(執筆の)きっかけ」と木村。「人生を振り返る、いい時間になった」という。参加者からの質問にも応じ「楽しかったです。今までできなかった話もできたので」と振り返った。

 東京パラリンピック後、初の大会となる日本パラ水泳選手権(千葉県国際総合水泳場)を今月20、21日に控える。2種目で出場を予定し「その時のベストのパフォーマンスができれば」と話したが、3年後のパリ・パラリンピックに向けては白紙の状況。「3年間というより1日1日を大事に生きていく中で、パラリンピックにもう1回出ることが自分の中でわくわくすることになってくれば出ると思います」と語った。

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2021年11月6日のニュース