上田桃子4位キープ 大会3勝目へ「割って入る」 首位・小祝と2位・古江を意識

[ 2021年11月6日 05:30 ]

女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第2日 ( 2021年11月5日    滋賀県 瀬田GC北C=6616ヤード、パー72 )

5番でアプローチを放つ上田桃子(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 ツアー通算16勝の上田桃子(35=ZOZO)が4バーディー、1ボギーの69で回り通算7アンダーで4位をキープした。大会3勝目へ好位置で週末を迎える。

 上田が着実にスコアを伸ばした。第1ラウンドでイーグルを決めた6番パー4でこの日も2打目を1メートルにつけるなど前半はショットが好調。後半は風の対応に苦しみながらも、パー5で2バーディーを奪った。「今の状態の60%は出せているかなという感じで、もっと調子も上げられそうな感覚もあります」と手応え十分だ。

 三重・賢島が舞台だった07、11年に優勝。瀬田では3年前に2位に入った。通常は米ツアーの選手と回ることが多い大会。「凄く好きな大会。良い選手と回ると自分も良いゴルフをしようと集中して回れる」と相性の良さを分析する。

 この日は母・八重子さんの72回目の誕生日で、朝連絡を取り「頑張って赤(アンダー)で上がってくるよ」と伝えたという。八重子さんはコロナ禍前は常に会場に足を運んで見守ってくれた。「プレゼントをもらうよりゴルフを見るのが一番好きという感じ。良い結果で喜ばせたいといつも思っています」。今年6月の結婚後は優勝がないだけに、ミセス初Vが最大の恩返しだ。

 賞金ランク3位で同じ辻村明志コーチに師事する小祝が首位を走る。同2位の古江も2位に浮上した。「久しぶりにさくちゃん(小祝)も頑張ってるので、モチベーションが高い。古江ちゃんも今日一緒に回って調子が良さそう。そこに割って入れるように頑張りたい」。14年前に史上最年少21歳156日で賞金女王に輝いた実力者。勝負どころは誰よりも心得ている自負がある。

続きを表示

この記事のフォト

2021年11月6日のニュース