鍵山優真は80・53点で7位スタート フリーへ切り替え「反省は今日まで」

[ 2021年11月6日 06:37 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第3戦・イタリア大会第1日 ( 2021年11月5日    イタリア・トリノ )

鍵山優真
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 男子ショートプログラム(SP)で、鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)は80・53点で7位スタートとなった。

 冒頭の4回転サルコーで崩れて両足着氷に。続くトーループも回転が抜けてしまった。後半のトリプルアクセルは完璧に決めただけに、序盤のミスが痛かった。「ひどいミスが続いてしまった。サルコーのミスから頭がパニクってしまった」と振り返り「凄く悔しい」と話した。

 3月の世界選手権で準優勝を果たし、迎えたシニア2年目。今季から通常の形に戻ったGPシリーズでの初陣は、ほろ苦かった。6分間練習でサルコーのミスがあり、不安の中で演技に入ってしまったという。「自信のあるジャンプで失敗してしまうのは、技術的なことでなく気持ち的なこと。それは反省点」と語った。

 今大会へ向けたアプローチには自信がある。「去年のワールド銀メダリストだからというのは考えていない。今シーズンは1から挑戦者の立場で、1番を目指していた」と慢心は一切ない。だからこそ「今まで練習してきたことに対しての不安でなく、練習は十分積んできた」と強調。これまでの努力に後悔はない。

 まだフリーが残っている。「何も考えることはない。本当に思いきってやるしかない」。さらに「今日のことを引きずったら絶対明日も悪いと思う。反省は今日までにして、明日起きたらしっかりフリーに気持ちを切り替えて頑張りたい」と自らに言い聞かせるように話し、巻き返しを期した。

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2021年11月6日のニュース