天理大 鮮やかサインプレーで流れ引き寄せた 「あれでチームが盛り上がった」 次戦で京産大と激突

[ 2021年11月6日 17:41 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第5節第1日   天理大38―17関学大 ( 2021年11月6日    奈良県天理市・天理親里競技場 )

<天理大・関学大>前半、トライを決める天理大・服部(撮影・坂田 高浩)
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 天理大のフランカー服部航大(4年)が優秀選手賞に輝いた。7―5の前半30分、敵陣22メートルからのラインアウト。サインプレーで中央を抜けたFB江本洸志(4年)のサポートに入り、ラストパスをもらってインゴールに飛び込んだ。

 「あそこは誰が抜けてもいいようなサイン。江本が抜けてオフロードしてもらったが、あれはチームのトライ。全員のムーブが効いた。全員で取ったトライで、チームが盛り上がった」

 関学大を12―5と引き離した後、チームは畳みかけて2トライを奪い、前半だけでボーナス1点が入る4トライを挙げた。

 服部はジャッカルを決めるなど、持ち味の守備でも貢献した。昨季の大学日本一メンバーながら、今季は相次ぐ故障に泣いた。開幕近大戦に間に合わず、チームは敗れた。この試合でも左足首を負傷し、後半26分に退いた。

 11月20日の第6節は、開幕5連勝の首位・京産大(神戸ユニバー記念競技場)と対戦する。この日は関学大の速い展開を前に何度も後退させられた。「速いテンポで継続されるたびに乗られていって、外をあまらせてしまった。京産大戦はそこを突かれる。修正したい」。自身の故障については、「1週間空くので、間に合わせたい」と、松葉杖姿で出場を誓った。

 関西6連覇を狙う天理大は関学大に38―17で勝利して勝ち点5を獲得。4勝1敗で勝ち点20の2位に浮上した。首位の京産大の勝ち点は23。

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