平井亜実が1000メートル制して初の総合優勝 ショートトラック距離別選手権

[ 2021年9月26日 12:52 ]

平井亜実
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 スピードスケート・ショートトラック全日本距離別選手権の最終日が26日、長野県の帝産アイススケートトレーニングセンターで行われ、1000メートルの女子は平井亜実(24=トヨタ自動車)が初優勝した。前日の1500メートルで優勝、500メートルで2位に入っており、自身初となる総合優勝を果たした。

 決勝は菊池純礼(25=富士急行)、菊池萌水(29=KHネオケム)とトップを争うレース展開となり、レースの中盤で先頭へ。そこからトップを守りきり、ゴール後にはガッツポーズで喜びを表現した。

 「1500メートルに続いて、冷静なレース運びができた。スケートをやってきた中で、成長を感じられる試合だった」

 18年平昌五輪に出場できず、昨季の距離別選手権でも思うような結果を残せなかった。「いろんなプレッシャーも出てきて、自分に自信を失っていた」。昨季はコロナ禍もあって先が見えない状況となり、長期に及ぶナショナルチームの合宿などで「辛い練習がいつまで続くんだろう」と思うこともあったという。

 だが、その苦しい時期を乗り越え、迎えた今季初戦で総合優勝。北京五輪に向けて、心身ともに成長した平井が名乗りを上げた。

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2021年9月26日のニュース