7月以来のフルマッチも日大が中大下す フッカー井上が3トライ ラグビー関東大学リーグ戦開幕

[ 2021年9月26日 16:25 ]

ラグビー関東大学リーグ戦1部   日大50―22中大 ( 2021年9月26日    埼玉・熊谷ラグビー場Bグラウンド )

<日大・中大>前半、ラインアウトで競り合う日大(左側)と中大のFW勢
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 複数のチームで新型コロナウイルス感染症の陽性者が出たため、当初の予定より2週間遅れで開幕し、オープニングゲームは日大が50―22で中大を下し、勝ち点5を獲得した。

 昨年度は3位、19年度は2位と近年復調している日大は、前半7分、19分、23分とフッカー井上風雅(2年)が立て続けにトライ。特に2本目はラインアウトモールが止まったところで自らボールを持ち出し、タックルを受けながらも約15メートルを突破して最後は強引にねじ込んだ。春まではフランカーだった機動力を発揮し、プレーヤー・オブ・ザ・マッチも受賞。中野克己監督も「前半はいいところが出た。後半は(疲れて)ちょっと消えていた(笑い)。今後は前半のようにチームを引っ張るプレーを期待している。公式戦に出られたことは財産になったと思う」と称えた。

 日大は7~8月にかけて複数の陽性者が出たため、一時活動を停止。夏合宿も行えず、中野監督によれば80分間の試合ができたのは「7月10日前後以来だった」という。まさに“ぶっつけ本番”という状況だったが、「ジュニア戦などでゲーム感覚を養えた。メンタルフィットネスやセットプレーは時間が足りない実感があるので、試合を重ねて修正したい」と前向きに話した。

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2021年9月26日のニュース