【陸上】異例の事態はなぜ起きた? 女子100m障害で「抗議」の末にフライング判定覆る

[ 2026年4月29日 18:50 ]

陸上・織田記念国際 ( 2026年4月29日    ホットスタッフフィールド広島 )

決勝でゴールする(左から)田中、福部、中島
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 女子100メートル障害の決勝で異例の事態が起きた。

 昨年の世界選手権代表の3人、田中佑美(富士通)と中島ひとみ(長谷川体育施設)、福部真子(日本建設工業)がそろったレース。3レーンの中島がフライング判定となり、一度はスタートラインを離れた。

 「速く出た意識がなかった」という中島は、スタートインフォメーションシステム(SIS)やビデオ映像の確認を求めた。ただ、ビデオ映像を確認できるまでには時間を要するため、主催者側から「国際ルールにのっとって、抗議中でも走れますけどどうしますか?」という提案を受け、抗議に至った。

 「抗議中での競技」という形で再びレースに臨んだ中島は、13秒26で4位となった。最終的には、抗議が認められる形でフライングは取り消され、順位も4位で確定。主催者側は次のように説明した。
 「ビデオ映像を確認した結果、隣のレーンだった福部選手の動きにつられて出たという判定になりました」

 相手を誘発させたとして、ルールに基づいて福部は「警告」に。レースは田中が13秒03で優勝、福部が13秒08で2位となった。向かい風0・9メートルだった。

 まだ「抗議中」の状況でレース後に取材に応じた中島は「テンパりすぎて正直あんまり記憶にないというか、真っ白になってしまった」と困惑の表情。“再レース”にうまく気持ちを切り替えられなかったことを明かし「フライングをしたことよりも、場内を待たせてしまっていることに対する罪悪感があって、他の選手にも本当に申し訳ない気持ちが大きくて…」などと話していた。

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