“りくりゅうアカデミー”設立へ 木原、ペア普及に向け「最初一歩が国内になるのでハードルが下がる」

[ 2026年4月28日 13:24 ]

<三浦璃来・木原龍一組会見>三浦璃来(左)の涙を拭く木原龍一も涙にくれる(撮影・小海途 良幹)
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 ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートのペアで日本勢初の金メダルを獲得した「りくりゅう」こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組(木下グループ)が28日、都内で現役引退発表会見を行った。2人は指導者の道への思いを語った。

 2人は本格的にコーチ業をスタートするには資格取得のための時間がかかることを明かした上で、将来的には指導者の道に進むことを明言。三浦は「「私たちも技術だけでなく生徒1人1人をきちんと見て寄り添える、メンタル面もサポートできるコーチになりたい」、木原も「技術だけでなく食事やメンタルのサポートもやっていきたい」と意気込んだ。

 日本ではペアの専用リンクや指導者が不足していることが指摘されている。“りくりゅうアカデミー”設立の可能性を聞かれると、木下グループの木下直哉社長は「もともと2人には引退したらコーチをやってもらいたいと思っていた。将来的にはいつかアカデミーを作りたいと思っています」と構想を明かした。

 カナダを拠点に練習してきた2人。三浦は「私たちがペアを始めた時は日本にペアのコーチがいなかったので、すぐに拠点を海外に移した。海外拠点にすることは凄く難しいこと。私たちも言葉の壁もありましたし、凄く大変な思いをした」と自身の経験を明かし、「そういった壁はなくしていきたい」と話した。

 木原も「やはりペアの指導者の方が日本にはいらっしゃらない。ペアを初めてやりたいと思った時に最初のステップが海外に行かないといけなかった。そのハードルは高くなってしまっている。時間はかかると思いますけど、私たちが指導者になった時に最初の一歩が国内になるので、ハードルが下がる。やってみようって子が増えていってほしいなと思っています」とペア普及への思いを語った。

 2人は17日にSNSで引退を発表。「私たちはやり切ったという気持ちでいっぱいで、悔いはありません。これまでのすべてが誇りであり、大切な財産です」とつづった。25日のミラノ・コルティナ冬季五輪・パラリンピックの日本選手団による「応援感謝パレード」後の取材で木原は「これからプロとして2人で頑張っていきます」と今後について語っていた。

 りくりゅうは19年に結成。22年北京五輪では団体銀に貢献。23年に日本ペアとして初めて世界選手権で優勝。このシーズンの世界選手権、四大陸選手権、グランプリファイナルの主要国際タイトルを全制覇し、日本初の年間グランドスラムを達成した。26年のミラノ・コルティナ五輪では2大会連続となる団体銀に貢献。個人戦ではショートプログラム5位からの逆転劇で日本ペア史上初の金メダルに輝いた。 

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