五輪日本選手団の支援拠点　選手村近くに2カ所設置へ　充実サポートで後押し

　日本スポーツ振興センター（JSC）が東京五輪の選手村近くに日本選手団を支援する拠点を2カ所設置することが11日、分かった。疲労回復を促すなど、大会期間中も充実したサポート環境を整え、地の利を生かして日本選手の活躍を後押しする。

　選手強化の中心拠点となる味の素ナショナルトレーニングセンター（NTC）があるものの、中央区晴海の選手村からは15キロ以上の距離がある。競技会場も広範囲にわたるため、多くが宿泊する選手村から行きやすい場所にある施設を活用することを決めた。施設は新型コロナウイルスの感染防止対策を講じて使用。医科学の観点からコンディション調整を支え、映像を分析できる設備も準備する。