日本代表601日ぶり実戦で逆転勝ち 堀越、タタフら“新戦力”がトライ

[ 2021年6月12日 17:43 ]

ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2021   日本代表32―17サンウルブズ ( 2021年6月12日    静岡・エコパスタジアム )

<日本サンウルブズ>後半、トライを決める堀越(撮影・吉田 剛)
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 19年W杯日本大会以来、1年8カ月ぶりの実戦に臨んだ日本代表は、この試合のために特別編成されたサンウルブズに32―17で逆転勝ち。今月26日に史上初めて対戦する全英・アイルランド代表ライオンズ戦(英エディンバラ)、7月3日のアイルランド戦(ダブリン)へはずみを付けた。

 今月8日まで大分県別府市で合宿を行っていた日本代表は、メンバーのうち9人が、この試合のためにサンウルブズ側に合流。そのため戦術を知られている面もあり、前半は3―14と苦戦。ハーフタイムにはリーチ・マイケル主将(東芝)を中心にピッチ上でハドルを組むなど、珍しいシーンが見られた。

 後半は20分に途中出場のフッカー堀越康介(サントリー)がライオンアウトモールから左に抜け出して反撃のトライ。その5分後には19年W杯代表のCTB中村亮土(サントリー)が、ゴール前で相手ディフェンスを鋭く切り裂き逆転トライ。さらに途中出場のNo・8テビタ・タタフ(サントリー)、堀越にも2トライ目が生まれ、32―17で快勝した。

 リーチ主将は「(試合を)待ち切れなかった。コロナで合宿や試合(実現)に時間が掛かったが、やっとみなさんの前でプレーできてうれしい」とファンに感謝。来る欧州遠征に向け「最高の準備ができている。2勝して帰ってきたい」と宣言した。

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