首位快走の稲見萌寧、2位・西村の会見飛び入り!「ホントは150センチないですよね」

[ 2021年6月12日 20:04 ]

<サントリーレディス・第3日>12番、バーディーを奪い、笑顔をみせる稲見萌寧(撮影・井垣 忠夫) 
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 女子ゴルフの宮里藍サントリー・レディース(賞金総額1億5000万円、優勝賞金2700万円)は12日、兵庫県神戸市の六甲国際GC(6517ヤード、パー72)で第3ラウンドを行った。

 首位スタートの“谷間の世代”稲見萌寧(21=都築電気)がこの日も6バーディー、ノーボギーの66とスコアを伸ばし、通算16アンダーで首位を堅守した。3日連続ボギーなしという攻守ともにハイレベルなゴルフで、“ミレニアム世代”西村優菜(20=スターツ)ら2位グループとは4打差。今季ツアー7勝目へ最終日を負けに大きなアドバンテージを得た。

 稲見と東京五輪代表の座を争う“ミレニアム世代”古江彩佳(21=富士通)も5バーディー、ノーボギーの67とスコアを伸ばしたが、首位・稲見とは6打差の通算10アンダー、8位。稲見の背中は遠くなった。

 2位・西村の公式記者会見に稲見が飛び入りして右手を挙げた。

 「小さいのになんで最強なんですか。ホントは150センチないですよね」
 
 首位を走る稲見の不意打ちに「あります」と笑顔で応戦した西村はすぐさま「どうしてそんなに優勝できるんですか」と切り返したが、その場ではその問いに対する答えはなかった。

 今年5月のワールド・レディースで稲見のまだ達成していないメジャー初優勝を果たした西村でさえ「なぜ」と問いたくなる稲見の強さ。3番パー3で実測161ヤードの第1打を5Iでピン奥1メートルに運んでバーディー。国内屈指のショット力を武器にバーディーを量産する攻撃力はもちろんだが、今の稲見はボギーを打たない防御力も鉄壁と言うに近いものがある。

 第1打を左の木に当てた7番パー4では210ヤードも残った第2打を5Wでピン左手前7メートルに乗せてバーディー逃しのパー。この日唯一のピンチも楽々切り抜けた。

 これでリゾートトラスト・レディース最終日の13番から60ホール連続でボギーなし。最終日にはホールバイホールの記録が残っている1990年以降、初となる4日間72ホールでのボギーなし優勝がかかる。

 さらにこのまま逃げ切れば、賞金女王レースをリードしてきた小祝さくらを逆転して初めて賞金ランク首位へ、東京五輪代表争いでも大きなアドバンテージを得るが「どれも気にしてないです。明日がこの世の全てでも今年の全てでもないので。明日を意識して全てを注ぎ込む必要もないかな」と記録にも名誉にも無関心。関心があるのはゴルフ人生最大の目標である30勝の永久シードだけだ。

 最終日の先のさらに先を見据えながらただひたすら我が道を行く稲見。西村が公式会見場を去った後、報道陣から先の西村の問いの答えについて聞かれると「それは私にも分かりません」と笑いながら答えた。

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