英莉花 全英切符へ9位浮上!!海外見据えた新調48度ウエッジでバーディーも

[ 2021年6月12日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 宮里藍サントリー・レディース第2日  ( 2021年6月11日    兵庫・六甲国際GC=6517ヤード、パー72 )

10番、ティーショットを放つ原(撮影・井垣 忠夫) 
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 首位に7打差の39位から出た原英莉花(22=日本通運)が6バーディー、1ボギーの67をマークし、首位に4打差の通算6アンダー、9位に急浮上。今大会の上位2人に与えられる8月の全英女子オープン出場権獲得へ一気に順位を上げてきた。首位に2打差の2位から出た今季ツアー6勝の稲見萌寧(21=都築電気)が68をマークし、通算10アンダーの首位に立った。

 同じ尾崎将司門下の妹弟子・笹生優花の全米女子オープン制覇で燃え上がった闘争心を制御するため、原は青のウエアを全身にまとっていた。

 「冷静な気持ちを忘れないようにと思って、これで」。グリーン右手前のラフから15ヤードの第3打をカップに放り込んだ11番から一気の3連続バーディー。第1打を左に曲げた2番でボギーを叩いたが、その後は冷静にパーを重ね、7番では左ラフからの第2打を海外挑戦を見据えて新調した、PWと同じ“顔”の48度のウエッジで80センチに寄せてバーディー。今年の自己ベストとなる67を叩き出した。

 昨年は日本女子オープンなど国内メジャー2勝で一気にスターダムを駆け上がった。だが、今年は10戦して3位が2度といまひとつ。152位で予選落ちした昨年12月の全米女子オープンの反省を基に、グースネックのアイアンを洋芝仕様のストレートに替えて世界再挑戦に備えたが、オフに強化した体とのマッチングもあり、クラブセッティングは日替わり。それが開幕から3カ月が経過してようやく落ち着いてきた。

 そんな折の笹生の海外メジャー制覇。「気持ちが入ってます」と何が何でも全英切符を取りにいく。 

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2021年6月12日のニュース