東京五輪開催論議「世界の保健機関の沈黙は責任逃れ」英医学誌が指摘

[ 2021年6月12日 19:50 ]

国立競技場と五輪マーク
Photo By スポニチ

 12日付の英医学誌ランセット(電子版)は、新型コロナウイルスの感染拡大が収束しない中で7月23日に開幕する東京五輪について「世界の保健機関が沈黙しているのは責任逃れ」と訴えるレポートを掲載した。

 同誌は「200カ国以上から1万5000人のアスリートと8万人近くの関係者、ジャーナリスト、サポートスタッフが東京を訪れる。彼らのワクチン接種は必須ではなく、参加者が帰国した際に新たな感染流行を引き起こす可能性がある」と指摘。日本国内への影響についても「新型コロナウイルスの症例数が減少しているが、五輪が悪影響を及ぼす可能性がある。日本の予防接種の普及は低迷している」と懸念を示した。

 その上で「世界の保健機関は五輪を開催するかどうかについて、ほとんど沈黙している。WHO(世界保健機構)も五輪を行うべきかの言及を避けている。こうした沈黙は責任逃れだ。五輪開催のリスクと管理方法について、幅広い調査と承認が必要。世界的な議論が必要であり、今それを行う必要がある」と訴えた。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2021年6月12日のニュース