IOCコーツ調整委員長、緊急事態宣言下でも五輪開催?「答えはイエス」

[ 2021年5月21日 20:15 ]

<IOC・東京2020合同記者会見>合同記者会見で発言するIOCのジョン・コーツ副会長(後方モニター上)。右下は東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長、左下は同組織委の武藤敏郎事務総長(代表撮影)
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 東京五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会と大会組織委員会などによる合同会議は3日間の日程を終え、21日にIOC副会長のジョン・コーツ調整委員長、組織委の橋本聖子会長らが会見を行った。

 合同会議は今回が11回目で、東京五輪前では最後となった。新型コロナウイルスの収束は見通せず、夢舞台への逆風は日を追うごとに強まっている。五輪期間中、東京に緊急事態宣言が発令中でも開催するのかと問われると、コーツ副会長は緊急事態宣言下で5競技のテスト大会が行われたことを例に挙げ、「質問に対する答えはイエス」と話した。

 共同通信が5月中旬に行った世論調査では、今夏の五輪・パラリンピックについて「中止するべきだ」が59・7%に上った。コーツ副会長は「全ての参加者、日本国民にとって安全になるよう担保している。(世論調査は)今まで日本国民がどれだけワクチン打ったかと関連があるかもしれない。ワクチン接種が進めば、世論調査の結果も良くなっていく。改善しないとしたら、我々のポジションとしては我々の仕事をやるだけ。安全な大会になるよう自分の仕事をするだけ」と話した。

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