箱根優勝の駒大コンビ躍進 田沢廉2位、標準記録は「そう遠くない」 鈴木芽吹3位「自分でも驚く結果」

[ 2021年5月3日 22:42 ]

陸上・日本選手権1万メートル ( 2021年5月3日    静岡スタジアム )

男子1万メートルで力走する2位の田沢廉(手前左)と3位の鈴木芽吹(同右)=静岡スタジア
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 男子1万メートルで、箱根駅伝総合優勝の駒大コンビが存在感を示した。3年の田沢廉が27分39秒21で2位、2年の鈴木芽吹が27分41秒68で3位に入った。

 優勝した伊藤達彦(ホンダ)のスパートに反応できず、27分28秒00の五輪参加標準記録には届かなかったが、田沢は「感覚はつかめた。(標準記録は)そう遠くないと思っている」と手応えを強調。残り10秒の短縮に「スピードとスタミナはあると思う。あとはレース運びでいかに余裕を持つことができるか、磨き上げていきたい」と話した。

 鈴木は「順位を気にせずにどんどん前に行こうと思った。自分でも驚く結果」と笑顔。1年生で箱根駅伝に出場した19歳は先輩の存在に「田沢さんの背中を追ってやってきたのでそこが成長につながっている」と感謝し、トラック種目での躍進にも「ここまで走れるとは思っていなかった。このタイムが自分の力なのか、正直分からない。気持ちの変化なくこれからもやっていきたい」と気を引き締めた。

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2021年5月3日のニュース