14歳・玉井陸斗が事実上の東京五輪内定!予選15位で準決勝進出 西田も決めた! 飛び込みW杯

[ 2021年5月3日 15:58 ]

飛び込みW杯東京大会第3日 ( 2021年5月3日    東京アクアティクスセンター )

<飛び込みW杯東京大会3日日>男子高飛び込み予選、4本目に臨む玉井(撮影・会津 智海)
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 飛び込みの東京五輪代表最終選考会を兼ねたW杯東京大会第3日が3日、東京・東京アクアティクスセンターで行われた。男子高飛び込み予選で、玉井陸斗(14=JSS宝塚)が405・20点で15位に入り、準決勝進出。午後6時45分からの準決勝を棄権しなければ東京五輪代表に内定する。

 準決勝進出ラインは18位。玉井は5本目を終えて18位と2・25差の19位タイだった。最終6本目の5255B(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型)でで水しぶきを立てないノースプラッシュで入水し、91・80点をマーク。2~5本目は立て続けに入水が乱れただけに「だいぶ焦りました。最後は“絶対に決めてやる”と思って飛んだ」とホッとした表情を浮かべた。

 玉井はシニアデビュー戦となった19年4月の日本室内選手権の高飛び込みでいきなり優勝し、同9月の日本選手権も制した。昨年9月の日本選手権では、16年リオデジャネイロ五輪銅メダル相当のハイスコア528・80で連覇を達成している。
 また、日本から出場した西田玲雄(20=近大)も18位に入り、東京五輪日本代表が内定した。

 ◆玉井 陸斗(たまい・りくと)2006年(平18)9月11日生まれ、兵庫県宝塚市出身の14歳。小学1年から飛び込みを始める。JSS宝塚所属。好きな食べ物は牛タン。1メートル55、51キロ。

 ▽飛び込みの採点 板飛び込み、高飛び込みともに男子は6回、女子は5回演技を行い、合計点数を競う。7人の審判員が10点を最高点に0・5点単位で採点。上位2つと下位2つを除く残りの3つの採点を合計し、難易率を掛けた値が得点となる。

 【五輪と年齢】日本人の最年少五輪出場は36年ガルミッシュパルテンキルヘン五輪のフィギュアスケート・稲田悦子の12歳0カ月で、夏季に限れば68年メキシコ五輪の競泳・竹本ゆかりの13歳6カ月、男子では32年ロサンゼルス五輪の競泳・北村久寿雄の14歳10カ月。世界では1896年アテネ五輪の体操競技平行棒団体で10歳7カ月で銅メダルを獲得したギリシャのディミトリオス・ロウンドラスが史上最年少出場、最年少メダリストとなっている。

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