川本武史が初の五輪切符 東京五輪へ抱負「目標はメダル」 100Mバタフライ

[ 2021年4月9日 17:31 ]

競泳日本選手権第7日 ( 2021年4月9日    東京アクアティクスセンター )

 東京五輪代表選考を兼ねて行われ、川本武史(26=トヨタ自動車)が男子100メートルバタフライ決勝で51秒25で2位に入り、派遣標準記録(51秒70)を突破して初の五輪切符を手にした。51秒03で自己ベストを更新し、優勝した水沼尚輝(新潟医療福祉大職)とともに今夏の大舞台へ挑む。

 前日8日の準決勝で、09年9月に河本耕平の出した日本記録に並ぶ51秒00をマークしていた川本。この日は前半50メートルを23秒61のトップで折り返したが、終盤に水沼に逆転を許した。

 川本は2016年リオ五輪選考会で2位に入ったが派遣標準記録を突破できず、代表入りを逃していた。5年間を振り返り「その頃の思い、所属するトヨタ自動車、中京大OBOGの皆さん、スタッフ、多くの人がいて泳げている。代表に入ることができて良かった」と安ど。約3カ月後に迫った東京五輪に向け「このタイムではメダルは獲れない。目標はメダルなので。50秒中盤を出さないと獲れない。尚輝と一緒にオリンピックの舞台でメダルを獲りたい」と語った。

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2021年4月9日のニュース