レスリング協会・高田専務、役職解任と理事降格 不適切流用で引責

[ 2021年1月28日 05:30 ]

日本レスリング協会専務理事の高田裕司氏
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 日本レスリング協会は27日、オンラインで臨時理事会を開き、代表コーチらに国などから支払われた報酬の一部を協会に寄付させていた問題で、不適切流用の責任として寄付を主導した高田裕司副会長兼専務理事(66)の役職解任と理事降格の処分を決定した。

 調査した同協会の弁護士によると、2009年から約3年間、当時の強化本部長の高田氏の発案で16人のコーチから約1400万円を集め、関係者への記念品の購入費や慰労会などに使用。協会にも適切な収支報告を行っていなかった。返済については残った寄付金に加え、高田氏を含めた現理事が関与程度などによって任意で行うとした。協会は再発防止策として、助成金や補助金などの受給について講習を義務化する方針という。

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