ラプターズの渡辺がバックス戦で5得点と自己最多に並ぶ7リバウンド チームは連敗

[ 2021年1月28日 11:54 ]

G・アデトクンボにマークされインサイドからパスを出す渡辺(AP)
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 NBAラプターズの渡辺雄太(26)が27日、準本拠となっているタンパ(フロリダ州)で行われたバックス戦に途中出場。25―30で迎えた第1Qの9分10秒に登場し、このクオーターの残り47秒にノーマン・パウエル(27)のパスを受けて右サイドから今季7本目となる3点シュートを成功させた。

 第4Qでは2季連続のMVP、ヤニス・アデトクンボ(26)との1対1でドライブインからのレイアップを阻止し、直後のオフェンスではペイント内でフローターを成功させて5得点目。この時点でラプターズはいったん84―83とリードを奪った。しかしこのあと流れを変えることができず、このクオーターの4分10秒にベンチに下がった。

 試合は108―115(前半54―63)で敗れ、ラプターズは黒星が2つ並んで7勝11敗。パウエルがチーム最多の26得点、3試合ぶりに復帰したパスカル・シアカム(26)は11得点をマークしたが、今季チーム1位の19・4得点を記録していたガードのフレッド・バンブリート(26)は10得点で前半は放った8本のシュートをすべて外して無得点だった。ふくらはぎを痛めていた先発フォワードのOG・アヌノビー(23)は欠場。カイル・ラウリー(34)は21得点を稼いだが勝利にはつながらなかった。

 バックスは11勝6敗。2季連続でシーズンMVPとなったヤニス・アデトクンボ(26)は24得点、18リバウンド、9アシスト、クリス・ミドルトン(29)も24得点をマークして勝利に貢献した。

 今季12回目の出場となった渡辺にはこの日、14分のプレータイムが与えられ、フィールドゴール(FG)を5本中2本成功(3点シュートは3本中1本)させて5得点。リバウンドは前半での5本を含む7本(オフェンス1本)で、これは今月8日のキングス戦(出場19分)でマークした自己最多記録に並んだ。出場時間帯のチームスコアはラウリーがマイナス17、シアカムがマイナス15だったのに対してクリス・ブーシェイ(28)と並んでチーム最高のプラス8。3点シュートの試投数は今季19本(成功7本)となり、グリズリーズでNBAデビューを果たした2018年シーズンの16本(15試合=成功2本)を12試合で超えた。

 なおラプターズは29日に同じタンパでキングスと顔を合わせる。

 <渡辺の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場2分50秒=3得点)
(1)11分13秒・右サイドから3点シュート=○(アシスト・パウエル)
(2)11分59秒・終了直前に右サイドから3点シュート=×
 ▼第2Q(出場3分20秒=無得点)
(3)2分31秒=ワトソンが外したシュートをゴール下の混戦の中で押し込む=×
 ▼第3Q(出場3分33秒=無得点、シュート機会なし)
 ▼第4Q(出場4分10秒=2得点)
(4)1分2秒・ペイント内でフローター=〇(アシスト・パウエル)
(5)3分45秒・左サイドから3点シュート=×

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