森喜朗会長、五輪観客の扱い「口が裂けても申し上げられない」

[ 2021年1月28日 18:50 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が28日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と電話会議を行った後、取材に応じた。

 約30分と見られていた電話会談は1時間以上に及んだ。森会長の取材対応は予定より50分遅れでスタート。この日の会議では、IOCが行ってきた各国オリンピック委員会や各競技団体との会合、IOC理事会での内容などをバッハ会長が組織委に報告。森会長によると、バッハ会長は「みんなが早く東京に行きたいという声が多かった」と話していたという。

 五輪の観客の扱いについての議論は「まったくありません」と森会長。海外からの観客の受け入れについて問われると語気を強め、「流れをもう少し見ないといけない。いろんなシミュレーションして、みんなでやっていますよ。それを今の時点でいちいち申し上げて、一人歩きしてはいけない。今は何も言う必要がない。口が裂けても申し上げられない。何もやってないのかと言われれば、やってますよ。みんながいろんな形を考えて想定している」とし、無観客についても「そういうことも全て含めてです。基本的には(無観客に)したくはないけど、それも考えておかないとシミュレーションにならないんじゃないですか」と話した。

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2021年1月28日のニュース