時津風親方解雇も 初場所中に雀荘、風俗、密会デート…また協会ガイドライン違反

[ 2021年1月28日 05:30 ]

時津風親方
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 大相撲の時津風親方(47)=元幕内・時津海、本名・坂本正博=が初場所中にマージャン店に行くなど、日本相撲協会が定めた新型コロナウイルス対策のガイドライン違反をしていたことが27日、分かった。同親方は昨年も不要不急の外出を禁じられた期間にゴルフに出向くなど、ガイドラインに違反し2階級降格処分を受けていた。日本協会は今後、理事会などで処分を決めるが、2度目の違反で、解雇を含む厳罰は避けられない見込みだ。

 関係者によると、時津風親方は初場所期間中にマージャン店に5日連続で通うなど、日本相撲協会が定めたガイドラインに違反した。27日に公開された文春オンラインには都内の雀荘に通う同親方の写真だけでなく、風俗店通いや密会デートまで示唆する記事が掲載された。同親方は27日までに協会の聞き取り調査に応じたことを認め「協会からの連絡を待つしかない」と険しい表情で語った。

 協会は感染防止のため、不要不急の外出を禁じ、力士が外出する際も師匠の許可を義務づけている。初場所前には全協会員を対象としたPCR検査を実施。陽性者が出た部屋の全力士を休場とするなど感染拡大防止に努め、出場力士から感染者を出さずに15日間を終えた。そんな直後に発覚した、優勝争いを繰り広げていた大関・正代の師匠による、場所中のルール違反。時津風部屋の関係者は「本当ならば厳しい処分は仕方ないでしょう」と話した。

 昨年からガイドライン違反が続く。7月場所中には田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が飲食店で泥酔する姿が拡散され、けん責処分。幕内の阿炎と幕下の極芯道は7月場所前後のキャバクラ通いで出場停止などの処分を受け、松ケ根親方(元幕内・玉力道)も不要不急の外出で秋場所を謹慎した。時津風親方自身も昨年9月、地方に出向いてゴルフに興じ、委員から年寄への2階級降格処分を受けていた。

 芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は「本人が言っていることが本当なのかも分からないし、周囲からも聞く」とし、今後も調査を進める方針を示した。28日の定例理事会でもこの問題は話し合われる見込み。すでに降格処分を受けた親方の“再犯”となれば、重い処分は避けられない。協会の処分で降格以上は、引退勧告と解雇しかない。

 07年10月、序ノ口力士が暴行され死亡する事件が起き、時津風部屋の前師匠は解雇されている。当時現役だった現在の親方は、部屋関係者らの意向もあって、急きょ引退して部屋を継承。指導者としての資質を考慮されることなく引き継がれた名門の看板には、2代続けて泥が塗られることになる。

 ◆時津風 正博(ときつかぜ・まさひろ=本名・坂本正博)1973年(昭48)11月8日生まれ、長崎県五島市出身の47歳。東農大から96年春場所、幕下付け出しで初土俵。時津海のしこ名で97年夏に新十両、98年秋に新入幕を果たした。幕内在位50場所で、技能賞4回。07年秋場所後に力士暴行死事件発覚で当時の師匠が解雇されると、現役を引退し部屋を継承した。得意は右四つ。最高位は東前頭3枚目。

 ▽時津風部屋 不滅の69連勝を記録した第35代横綱・双葉山が1941年(昭16)に開いた「双葉山道場」がルーツ。45年11月の引退後に第12代時津風を襲名し部屋を創設。元大関・豊山らが継承してきた。07年の力士死亡事件で当時、幕内だった現師匠が引退して継承。現在は大関・正代、幕内・豊山ら16人が所属。横綱・鏡里ら数々の名力士を輩出した名門。

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