正代「左遠位脛腓じん帯損傷」で休場…芝田山広報部長「駄目だね。目玉が休んだらいかん」

[ 2020年11月13日 05:30 ]

大相撲11月場所 5日目 ( 2020年11月12日    両国国技館 )

正代の休場で阿武咲が不戦勝(撮影・篠原岳夫)
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 新大関・正代が「左遠位脛腓(けいひ)じん帯損傷で約3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。3日目の小結・高安戦で左足首を痛め、4日目の大栄翔戦は踏ん張れず初黒星を喫していた。休場は14年春場所の初土俵以来初めてで、新大関の休場は昨年夏場所の貴景勝以来。

 病気静養で休場している師匠の時津風親方(元幕内・時津海)の代わりに4日目の夜に正代と話し合った枝川親方(元幕内・蒼樹山)は「痛みがあって怖いと言っていた」と明かした。足首は故障を繰り返しやすい箇所だけに、同親方は「治療に専念すること。無理はしてもらいたくない」と再出場には否定的だった。このまま休んで負け越せば、来年初場所はカド番となる。正代は「長く相撲を取れれば」という長期的な目標を掲げ、今場所に向けても「ケガなく15日間、取り切れれば」と話していた。だが、不測の事態で早々に目標は断たれた。

 2横綱2大関の休場は03年初場所と同様で、17年秋場所では3横綱2大関が休場した。横綱、大関の出場者が1人になるのは今年7月場所の朝乃山以来。

 ▼八角理事長(元横綱・北勝海)大関として何とか勝とうとして、一生懸命残ってのケガ。仕方ないといえば仕方ない。残った力士がいい相撲を取ることが大事だ。

 ▼芝田山広報部長(元横綱・大乃国)駄目だね。目玉が休んだらいかん。ケガをしない体づくりをしないといけない。ケガをしないのも強さの一つ。

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