東京五輪・パラリンピック「コロナ対策会議」 観客数の制限など来春決定へ

[ 2020年11月13日 05:30 ]

 東京五輪・パラリンピックの新型コロナウイルス対策を検討する国と東京都、組織委員会の調整会議が12日、首相官邸で開かれ、観客数の制限や海外からの観客受け入れについて来春に決定する方針を固めた。

 観客数の上限は政府の規制に準じるが、大会時の感染状況が現状では予測できないとした。また、感染状況が安定している国・地域からの観客に限り、来日前後の検査を徹底した上で通常求められる14日間の自主隔離を免除する方針。国内外を問わず観客にはマスク着用徹底、大声での声援禁止などのガイドラインを定め、守られない場合は入場拒否や退場措置も検討するとした。

 《待機期間中も選手活動OK》〇…会議では、テストイベントなど五輪・パラリンピック関連大会に出場する選手や関係者に対し、入国後14日間の待機期間中も練習や試合などの活動を認めることを決めた。出国前72時間以内に検査で陰性が証明され、入国時にも検査を受けた上で、アプリによる健康状態の報告や移動を宿泊施設と競技・練習会場の往復に限定するなどの条件が付く。本大会でも同様の措置が講じられる見込み。

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2020年11月13日のニュース