米アイビーリーグが「ウインター・スポーツ」をすべて中止 新型コロナの影響で男女バスケも消滅

[ 2020年11月13日 10:54 ]

プリンストン大女子バスケチームに所属するガブリエル・ラッシュ(AP)
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 ハーバード(マサチューセッツ州)、エール(コネティカット州)、プリンストン(ニュージャージー州)、コロンビア(ニューヨーク州)など米東部の学業の名門大学が集まっていることで知られているアイビーリーグ(計8校)は12日、男女のバスケットボールやレスリング、室内陸上、水泳、フェンシングといった冬季に予定されていたスポーツの試合、大会をすべて中止にすることを決定した。

 全米大学体育協会(NCAA)に所属している1部校のカンファレンスで冬の競技をすべて中止にしたのはアイビーリーグが初めて。同リーグは今夏、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って今秋に予定されていたフットボールなどをすべて中止にしていたが、米国ではここ2週間で1日の新規感染者数が70%、死者数が40%も急増。所属8校の所在地となっている州(ニューヨーク、マサチューセッツ、ニュージャージー、ペンシルベニア、コネティカット、ニューハンプシャー)では気温の低下とともに感染者が増加傾向に転じており、バスケットボールの開幕13日前に苦渋の決断を下した。

 アイビーリーグが中止にしたカレッジ・フットボールは現在シーズンの後半に突入。しかしここに来て多くの試合が延期せざるをえない状況に追い込まれており、米国の大学スポーツ界はきびしい状況と直面している。

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2020年11月13日のニュース