ウッズが11年ぶりにメジャーの初日でノーボギー マスターズでは自身初 68でフィニッシュ

[ 2020年11月13日 08:48 ]

米男子ゴルフツアー マスターズ第1日 ( 2020年11月12日    米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7475ヤード、パー72 )

15番のグリーンに向かうウッズ(AP)
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 ディフェンディング・チャンピオンでジャック・ニクラウス(80)に並ぶ歴代最多となる6回目の優勝を狙っているタイガー・ウッズ(44)が初日を4バーディー、ノーボギーの68で回り、暫定順位ながら首位ポール・ケーシー(43=英国)に3打差で、日本の松山英樹(28=LEXUS)らと並んで5位グループにつけた。

 ウッズがメジャー・トーナメントの初日をノーボギーで回ったのは2009年の全米プロ(67でラウンド)以来、実に11年ぶり。出場したすべての大会でも105ラウンドぶりとなった。23回目の出場となったマスターズでは自身初めての出来事で、初日の68は2010年の大会自己最少ストロークとタイ。初日を60台でホールアウトしたのも2度目で、「8番のSWでの一打(68ヤード)以外はすべて良かった。この大会はとても重要だと考えている」と、ここ5大会連続で30位以下に沈んでいたウッズとしては会心のラウンドとなった。

 初日は雷雨の影響でウッズ自身のスタートは2時間57分遅れ。雨に見舞われた前半のアウトでは「グリーンは思ったよりも遅かった」と4、6、9番で5メートル以内のバーディーパットを3つ外していた。

 しかし10番のティーグラウンド付近で、クラブメンバーでもあるNFLのロジャー・グッデル・コミッショナー(61)や、コルツとブロンコスのQBとして2度スーパーボウルを制しているペイトン・マニング氏(44)に見送られて出ていった後半のインではショット、パットともに好調。「天候が悪いからといって燃えない理由はない。こんな状況だからこそアグレッシブにプレーしないといけない」と、13、15番のパー5と16番のパー3でバーティーを奪い、理想的な内容で初日のラウンドを終えた。

 この日は14ホール中10ホールでフェアウェーをキープし、18ホール中15ホールでパーオン。昨年の全米アマ王者でウッズと同じ組で回ったアンディー・オーグルトゥリー(22)は「すべてのショットを必死に、しかも完ぺきにまとめていた」とウッズの底力に舌を巻いていた。

 なお初日は91人中44人がホールアウトできずにサスペンデッドとなった。

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