リーチが若手人材育成プロジェクト立ち上げへ

[ 2020年11月13日 14:15 ]

リーチが贈ったメッセージとリポビタンDを手に喜ぶ東京学芸大アメリカンフットボール部の部員
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 リーチが“あしながおじさん”になる――。

 ラグビー日本代表主将のリーチ・マイケル(32=東芝)が13日までに、東京学芸大アメリカンフットボール部に日本ラグビー協会のトップパートナーでもある大正製薬の「リポビタンD」2ケースを贈呈した。同部は関東学生リーグ2部Aブロックに所属も、今年は新型コロナウイルスの影響で公式戦が3試合しかなく、1部昇格も不可能となっている。14日に初戦の筑波大戦を迎えるのを前に、部員らを励まそうとリポビタンDと直筆のメッセージを贈った。

 きっかけはリーチが中心となって準備を進める若手人材の育成プロジェクトのスタッフとして、同部のスタッフ2人が参加していたこと。東京学芸大には教育者を目指す学生が多く、ともに人材育成というテーマを進めたいというリーチのたっての希望から、プロジェクトへの参加が決まったという。その中でアメリカンフットボール部の苦境を知ったリーチが、競技は違えどスポーツに青春をささげる部員を励まそうと、今回の贈呈に至ったという。メッセージには「All the best for the upcoming season! Keep moving forward! リーチ マイケルより がんばって下さい!」と記され、昨年のW杯日本大会で日本を史上初の8強へとけん引したキャプテンの熱い思いを伝えた。

 贈呈された同部のアナライジング・スタッフ(AS)リーダー、菅野みちるさん(4年)は、「リーチ選手からの差し入れ・激励のメッセージ、大変光栄です。イレギュラーなシーズンではありますが、最後の公式戦、全力で勝ちに行きたいと思います!」とコメントした。

 リーチはこれまでも母校・札幌山の手高の留学生を支援するなど、若手の人材育成に力を注いできた。現在もプロジェクトの本格始動に向けて準備を進めており、詳細が決まり次第、正式に発表される予定となっている。

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