NBAのラプターズが本拠地を暫定的に移転か？ 　フロリダ州タンパが有力

ラプターズの主力ガード、カイル・ラウリー（AP）
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　NBAで唯一、カナダに本拠を置いているトロント・ラプターズが、12月22日に開幕する2020～21年シーズンをフロリダ州タンパを“準ホーム”にする可能性が出てきた。

　スポーツ専門局のESPNなどが報じているもので、新型コロナウイルスの感染防止のためにカナダが入国の際に2週間の自主検疫を義務付けていることが要因。現況ではトロントで試合を行うには対戦相手が、そして米国内で試合を終えたあとはラプターズ自体がその対象となるため、シーズンの消化が難しくなっている。

　その問題を解決するには米国内に“第二の拠点”を設けるしかなく、チーム側はタンパを第一候補として検討中。ただしフロリダ州では12日、新たに5607人の感染が判明して72人が死亡。陽性率も7・48％に上昇しており、ラプターズ側はタンパ以外の都市への暫定移転も選択肢にしていると伝えられている。

　なおNBAは12月1日にキャンプイン。開幕は通常の日程よりも2カ月遅れで、レギュラーシーズンは従来より10試合少ない72試合制となっている。