柔道リオ五輪銅・山部が引退会見 悔いない柔道人生、今後は「とにかく遊びたい」

[ 2020年11月6日 15:23 ]

(左から)野村忠宏氏、山部佳苗、薪谷翠ミキハウス女子柔道部コーチ
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 柔道女子78キロ超級で16年リオデジャネイロ五輪銅メダリストの山部佳苗(30)が6日、大阪府八尾市にある所属先のミキハウスで引退会見を行った。「ここまで柔道をやりきることができて、幸せだった。すっきりしている。納得いく柔道ができたし、後輩も頑張ってくれている」とすがすがしい表情で現役生活を振り返った。

 北海道出身の山部は山梨学院大を経て、12年全日本女子選手権で初優勝。ミキハウス入社後も得意の払い腰を武器に活躍し、全日本女子選手権は14年、16年も制覇した。現役最後の大会となったのは、5位に終わった10月31日の講道館杯。「戦っている最中から闘争心がなくなったと感じて、柔道選手としては終わりだなと思った」と引退の決め手になったという。

 今後については未定ながら、「柔道界に恩返ししたい。指導者の道で貢献したい」と話し、やりたいことを問われると「とにかく遊びたい。海外に行きたいけれど、今はコロナ禍で我慢している」と笑わせた。

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2020年11月6日のニュース