白鵬、11月場所を休場 2場所連続で2横綱初日から不在は初

[ 2020年11月6日 11:41 ]

横綱・白鵬
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 大相撲の東横綱・白鵬(35=宮城野部屋)が6日、日本相撲協会に「右膝関節鏡手術・術後血症で今後約2週間の加療を要する見込み」との5日付の診断書を提出し、11月場所(8日初日・両国国技館)を初日から休場することになった。

 白鵬の休場は3場所連続17度目。3場所連続休場、2場所連続初日からの休場は、いずれも初めてとなる。西横綱・鶴竜(35=陸奥部屋)の休場も決まっており、9月の秋場所に続いて初日から横綱不在となった。2場所連続で複数の横綱が初日から不在となるのは、1場所15日制が定着した1949年(昭24)夏場所以降で初めて。

 白鵬は7月場所で右膝を負傷し、場所後の8月13日に内視鏡手術を受けた。回復が遅れたため秋場所は全休。11月場所での復帰を目指し、10月の合同稽古にはフル参加し、新大関・正代らと番数を重ねた。だが、新型コロナウイルス対策のため、番付発表以降は所属する宮城野部屋での調整に限定され、炎鵬ら小兵相手の稽古にとどまっていた。

 伊勢ケ浜審判部長(元横綱・旭富士)は両国国技館で開かれた取組編成会議を終えた後に電話取材に応じ、両横綱の初日からの休場について「2場所連続というのは残念」と話した。

 休場が目立つ両横綱は進退問題が浮上してもおかしくない状況だが「でもケガをしていることだし、どうにもならない。本人たちも休みたいわけではないから。次の場所は万全で出てきてほしい。しっかりケガを治してやっていこうという気持ちを持ってほしい」と期待した。

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