渋野は初日1アンダーに 「マイナス100から0点には戻ってきたかな」 TOTOジャパンクラシック

[ 2020年11月6日 15:24 ]

日本女子プロゴルフツアー「TOTOジャパンクラシック」(スポーツニッポン新聞社主催)第1日 ( 2020年11月6日    茨城・太平洋クラブ美野里C=6554ヤード、パー72 )

<TOTOジャパンクラシック初日>畑岡<右)と話す渋野(撮影・沢田 明徳)
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 「TOTOジャパンクラシック」は6日、太平洋クラブ美野里Cで開幕した。今季日本ツアー3戦目となった注目の渋野日向子(21=サントリー)は5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの1アンダー「71」でホールアウト。日本ツアーでは今季初のアンダーパーをマークし、「久しぶりのアンダーが出て結果としては嬉しいですけど、内容を見るとまだまだ足りない。短いパットを3回も外してしまったので、そういうところを無くしていかないと」と振り返った。

 同じ「黄金世代」の畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)、原英莉花(21=日本通運)と同組でスタート。1番パー4で第2打をピン手前1・5メートルにつけ、幸先よくバーディー発進。しかし、パー4の4番でトラブルに見舞われた。右ラフからの第2打が、グリーン手前バンカーのふちに突き刺さった。ボールは深く埋まっており、アンプレヤブルを宣言して救済を受ける。今度は4打目となったバンカーショットが、グリーン奥のカラーにオーバーしてダブルボギーをたたいた。6番でもボギーとし、一時は2オーバーまで後退。だが、「途中で崩れそうになったけど2人もすごく頑張っていて。私も」と同組でスコアを伸ばす同世代の2人を見て自らを奮い立たせた。
 1オーバーで折り返したバックナイン。11番パー4で第2打をピンそば20センチに寄せてイーブンに戻すと、続く12番では5メートルのチャンスを沈めて2連続バーディーを奪った。前日まで「食べる余裕がない」と話していたお菓子も、初タッグを組む古賀雄二キャディーからお菓子をすすめられ「食べた方がいいかなと思って」とイチゴ味の栄養スティックを食べる場面もあった。反省を口にしたパットに関しても「マイナス100から0点には戻ってきたかな」と話すなど、確実に復調気配はある。第2ラウンドに向けては「今日のスコアよりもいいスコアで回れるように頑張りたい」と力を込めた。

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2020年11月6日のニュース