元スコットランド代表主将SHレイドロー合流 「プレー楽しみ」練習試合出場に意欲

[ 2020年11月6日 19:12 ]

ユニット練習でパスをするレイドロー
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 ラグビートップリーグ(TL)のNTTコムに新加入した元スコットランド代表主将のSHグレイグ・レイドロー(35)が6日、千葉県浦安市のグラウンドで行われたチーム練習に参加した。レイドローは先月中旬ごろに来日し、2週間の待機期間を経て今週初めからチームに合流。この日も約3時間半のフルメニューを全てこなし、「チームメートが温かく迎えてくれたので、いいスタートを切ることができた。チームも凄くいい印象。クラブハウスの設備も最高だ」と話した。

 練習の合間には、元オーストラリア代表SOのクリスチャン・リアリーファノやコーチ陣と真剣な表情で会話を交わす場面も。まずはチームの戦術や同僚のプレーの特徴や考え方などを理解するのが重要と位置付けており、「自分が試合中にどんな役割をすべきか理解しないといけないので、(コーチとの会話は)一番重要なこと。SHにとって、特にコミュニケーションが重要になる」と話した。

 来日から2週間は、チーム練習施設の近くにある日本での自宅で過ごした。もちろん外出や屋外での練習は厳禁で、「特に何もできなかった。練習の様子を見たり、家でトレーニングをしようとしたが、十分できなかった」と苦笑い。それでも「本当に退屈な時間だったが、新しいチームに入るためなので仕方ない」と我慢。待機期間中は読書などに時間を割いたという。

 来年1月16日の開幕に向け、チームは来月5日のNTTドコモ戦を皮切りに、練習試合5試合を予定している。レイドローが最後にプレーしたのが、前所属だったフランス1部クレルモンで出場した2月末の公式戦。8カ月以上も実戦から離れているだけに、「ぜひ(練習試合に)出たい。(首脳陣は)新加入の選手にプレー時間を与えようと計画していると思う。この(コロナの)状況下でラグビーができていなかったので、またプレーできるのを楽しみにしている」とどん欲な姿勢を示した。

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2020年11月6日のニュース