松岡修造氏 大坂は全米OPで「メンタル安定すれば上位にいける」

[ 2020年8月31日 05:30 ]

松岡修造氏
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 テニスの全米オープンは31日にニューヨークで開幕する。新型コロナウイルスに感染した錦織圭(30=日清食品)は欠場するが、女子シングルスで2年ぶりの優勝を目指す大坂なおみ(22=日清食品)や、男子シングルスで上位進出を狙う西岡良仁(24=ミキハウス)ら注目選手は多い。大会を中継するWOWOWで解説を務める松岡修造氏(52)が見どころを語った。

 今回はいつもとは全く違う全米オープンになる。コロナ禍で無観客での開催となり、男子のナダル、フェデラー、女子のバーティ、ハレプら欠場するトップ選手も多い。誰にでも優勝のチャンスがあるような状況で、テニスの魅力を変わらずに伝えられるか。テニス界だけでなく、全スポーツ界が注目していると思う。

 選手が一番やってはいけないのは過去の常識との比較。現状をどれだけ受け入れられるかが重要になる。ボールボーイの人数が減り、タオルも自分で取りにいかないといけない。“こんな環境ではプレーできない”という選手も出てくると思うが、その中で自分のテニスと向き合える選手が勝ち上がっていくだろう。

 ランキングポイントは去年と今年で好成績の方がチョイスされる。人間の心理として、昨年の成績が良かった選手は“昨年のポイントがある”と頭のどこかで考える。これは前向きに見えて、実は凄くネガティブ。そこを意識してしまえば、最後の踏ん張りが利かなくなる。一方、昨年の成績が悪かった選手は必然的にモチベーションは高まる。

 女子の注目はやはり、なおみさん。家にコートがあり、ステイホームでテニスができる数少ない選手。メンタルが安定すれば、間違いなく上位に進出する力はある。今の彼女を見ていると、1月の全豪のように自滅することはないと思う。18年の全米でグランドスラムを初制覇した時のような勝負どころで踏ん張れるメンタルが戻ってきている。

 男子では西岡選手が面白い。自分のテニスを理解し、自分から攻撃できる選手。うまくいけば8強以上もありえる。主催した大会でコロナのクラスターが発生して自身も感染したジョコビッチには悪いイメージを払しょくしたい気持ちもあるのではないか。この状況で優勝したらメンタルがとてつもなく強い人だと思う。(錦織)圭の欠場は残念だが、ぶっつけ本番で出場しても相当厳しかったはず。今季はネットプレーを練習していて“早く試合で試したい”と言っていたので、全米後のクレーコートシーズンに期待したい。

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