【女子ソフト連載・監督に聞く(8)】デンソー・伊藤良恵監督

[ 2020年8月31日 12:00 ]

デンソー・伊藤良恵監督(C)公益財団法人日本ソフトボール協会
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 《投打両面の進化で今季こそ決勝Tへ》

 ―昨シーズン(14勝8敗の5位)を振り返って。
「スタートダッシュは良かったが後半息切れし、踏ん張りきれなかった。投手はフーバーが入ったことで防御率が良くなり、守備力が上がった。そこを課題にしてきたのでいい流れができている。打撃面は得意な部分と苦手な部分が出て、それが今後の課題になる」

 ―今年のスローガンは『進化』
「選手としても人としてももっと自分を伸ばしていけるように。グラウンドでも私生活でも社会人として人間力を高める。自分たちを変化させ、新しいことに挑戦し続けていきたいという思いが強い」

 ―新型コロナウイルスによる自粛期間をどう過ごしたか。
「緊急事態宣言の発令中は、活動を自粛し、一般の従業員と同じように終日勤務しており、チーム活動でなく個人でトレーニングしていた。5月中は分散して各自練習し、6月から全体練習を再開した。もちろんソフトボールをやりたい思いはあったが、その期間に、自分を見つめ直すことが出来たとか、会社のことをよく知れて勉強になったという声が多かった。企業スポーツなので、会社に支えていただいていることを実感するのは非常に大事なこと。当たり前じゃないというのを一人一人が感じ取れた。そういう気持ちを持ってプレーをしてほしい」

 ―新型コロナウイルスによる試合の影響は。
「守備での間合いには影響を感じている。今までは、投手の周りに集まって作戦会議をしたりしていたが、投手のところに駆け寄っていいのか、など選手も悩んでいた。そういった行動は極力減らしたり、サークルの中には入らないように意識し、守備のリズムを保てるよう工夫をしていく」

 ―新戦力で注目は。
「長打力のあるグッドは投打で期待している。白石はフットワークが良く、運動能力の高い選手でパンチ力もある。レギュラーでの起用を考えていて、期待している。花浦は器用な選手で代走や余裕のある場面で試合に出るチャンスはある」

 ―注目する投手は。
「フーバーと制球力の高い原の2人を中心に。原は去年防御率1・04と好成績をたたき出し、チームの柱として活躍してほしい。打撃に期待のかかるグッドはポイント的に、抑えで活躍してもらいたい。辰已はボールが安定していて本番に強い」

 ―注目する野手は。
「日本代表候補の川畑。グラブさばきがうまく、体が強い。まだまだ伸びるだろう。田中にはパワーを期待している。釼持も含めその3選手は安定感がある」

 ―後半戦のみとなった今季に向けて。
「総体的な戦い方は変わらない。一発勝負なので思い切ってやってほしい。ミスを恐れずに。後半戦だけで、あっという間にシーズンが終わってしまうと思うので、後悔をしないよう戦う」

 ―今季の抱負は。
「一戦一戦負けられない戦いが続く中、感染防止対策など、コロナとの戦いにもなる。コロナにもうち勝つ!試合にも打ち勝つ!長打力、パワーというところを期待していただきたい」

 ―最後にファンへのメッセージを。
「今シーズンは限られた機会になると思いますが一生懸命プレーする姿を届けられるよう頑張りますので応援よろしくお願いします」

 ※デンソー・川畑瞳選手へのインタビュー動画は、弊社YouTube公式チャンネル「スポニチチャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCCDmd01WsuFBF8n3yMjHQ1A)において8月31日正午頃、公開予定です。

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