プロゴルファー生誕100周年チャリティー開催 男子ツアー再開に向け青木会長「感動与えてほしい」

[ 2020年8月31日 17:17 ]

「夢の共演Dream Charity Golf」を行った(左から)青木功JGTO会長、中嶋常幸、倉本昌弘PGA会長 
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 プロゴルファー生誕100周年記念の「夢の共演Dream Charity Golf」が31日、静岡・太平洋C御殿場Cで開催された。

 当初は日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長、尾崎将司、中嶋常幸のAON対決の予定だったが、ジャンボが体調不良で欠場し、日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長が代役出場。それぞれのショットの中でベストのボールを選んで打つ変則スクランブル方式で行われ、3人で合計5バーディーを奪い500万円を獲得。全額を地元御殿場市の新型コロナウイルス感染症対策推進基金に寄付した。

 青木はこの日が78歳の誕生日。「この3人でこれだけのことができたから。78歳でこれだけのゴルフができたのはゴルファーみょうりにつきる」と喜んだ。

 6番パー5では林の中からスタイミーになっていた木々の間の80センチほどの隙間を抜いてフェアウエーに出し、3打目をピン上5メートルにつけるなど、往年の業師らしいショットを随所に見せた。

 久しぶりに青木、倉本とラウンドした中嶋は「3人で一緒に回って倉本は天才だったなとか、青木さんは凄かったなとか(当時を)思い出した。楽しい一日だった」と笑顔で振り返った。

 このイベントを太平洋クラブなどと企画したPGAのトップの倉本は「プロゴルファー生誕100周年というのは、福井覚治さんがプロに認定された年。われわれプロゴルフ協会としても、何かお祝いをしたいと思っていたところ(太平洋クラブから)100周年と銘打ってやりたいと言っていただいてうれしかった」と感謝した。

 そして「覚治さんの長男が康雄さんで、康雄さんに教わったのが私。そういう意味で私がPGAの会長にいるのは何かのご縁かなと思います」と話した。

 今週は同じ静岡県の富士桜CCで男子ツアーのフジサンケイクラシックが開催される。男子ツアーは1月のSMBCシンガポールオープン終了後、コロナ禍で中止が続いていたが、同大会で再開する。
 男子ツアーを統括するJGTOのトップの青木は「(選手は)1月から(ツアーの試合を)やっていない。今まで我慢していたものを出せる人は、めいっぱい、やりたい放題やって(ファンに)感動を与えてほしい」と期待した。

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2020年8月31日のニュース