後輩池江にエール…女子200バタ・長谷川涼香が好記録2分5秒62で優勝「“よっしゃ!”と思った」

[ 2020年8月31日 05:30 ]

競泳東京都特別水泳大会最終日 ( 2020年8月30日    東京辰巳国際水泳場 )

女子200メートルバタフライ決勝、2分5秒62のタイムで優勝した長谷川(代表撮影)
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 女子200メートルバタフライはリオデジャネイロ五輪代表の長谷川涼香(20=東京ドーム)が昨年の世界選手権優勝タイムを上回る2分5秒62の好記録をマークした。前日29日の100メートルバタフライで出した57秒49に続いて大幅に自己ベストを更新。高校、大学の1学年下の後輩で白血病から復帰した池江璃花子(20=ルネサンス)の存在も刺激となり、東京五輪へ最高の再スタートを切った。

 圧巻の泳ぎだった。序盤から飛ばして独走でフィニッシュすると、右手で水面を叩いて大きくガッツポーズ。「5(秒台)が見えた時に“よっしゃ!!”と思いました。ビックリです」。2分6秒0の自己ベストを4年ぶりに更新し、昨年の世界選手権金メダル(2分6秒78)相当の記録に喜びを爆発させた。

 12年ロンドン五輪から2大会連続で銅メダルを獲得した星奈津美さんの引退後、長谷川は後継者として期待されながら伸び悩んだ。「本当にダメなんじゃないかと思ったし、(2分6秒0が)生涯ベストになると思った」。心が折れるたび気持ちを立て直し、18年から師事する競泳指導者の父・滋コーチとともに二人三脚で歩んできた。コロナ禍でも「毎日合宿状態」まで練習に打ち込んだ成果を発揮。「長かった。やっと出せた」と笑い、父も「やっと時計が動いた」と目を細めた。

 前日に白血病から復帰した池江の泳ぎが刺激になった。淑徳巣鴨高、日大の後輩で、長年切磋琢磨(せっさたくま)してきた存在だ。久しぶりのレースを見た長谷川は「やっぱり速いなと思った」といい「いつまた(池江が)バタフライに出るか分からないけど、自分も璃花子と一緒に競れるところまでいけたらいいなと思う」と成長を期した。

 厚い殻を破った20歳が東京五輪とともに次に見据えるのは、星さんが持つ日本記録の2分4秒69。「日本新に手が届くところまで来たという感覚があるので、狙っていきたい」と力強く宣言した。

 ◆長谷川 涼香(はせがわ・すずか)2000年(平12)1月25日生まれ、東京都出身の20歳。淑徳巣鴨高―日大。スイミングクラブの指導者である父の影響で、3歳から競技を始める。高校2年時の日本選手権200メートルバタフライで2位に入り、リオ五輪代表に選出。17年世界選手権6位、18年アジア・ジャカルタ大会銅メダル。1メートル66。

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