朝乃山、25日大関昇進伝達式 口上に異例の一文字「愛」込める

[ 2020年3月25日 05:30 ]

会見で記者の質問に答える朝乃山
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 大相撲の関脇・朝乃山(26=高砂部屋)の大関昇進が、25日にエディオンアリーナ大阪で開かれる日本相撲協会の夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)番付編成会議と臨時理事会で正式に決まる。注目の大関昇進伝達式での口上には「一生懸命」に加え、「愛」を用いることが判明。異例の決意を晴れ舞台で披露する。

 令和初の口上で大相撲の歴史上、例がないであろう一文字が刻まれる。朝乃山が大阪市内の高砂部屋で行われる大関昇進伝達式の口上に、中学時代から胸に刻んできた「一生懸命」の四字熟語のほか、母校・富山商高相撲部の精神の一つである「愛」を入れることが明らかになった。1メートル88、177キロの大型力士による「愛」の言葉は強いインパクトを残しそうだ。

 昨年春場所後に大関に昇進した貴景勝は心にある「武士道精神」に加えて、「感謝の気持ちと思いやり」という母校・埼玉栄高相撲部のモットーを口上に使った。ともに高校時代に学んだ精神とはいえ「愛」が入るのは極めて異例。だがそれは、看板力士となっても自身の原点を忘れず努力を続ける決意の表れでもある。

 史上初の無観客開催となった春場所。初日の幕内土俵入りの際、誰もいない客席が目に映り「何のために戦うのか」と自問自答したという。だが、「テレビの前で応援してくれる人のため」と切り替えて普段とは違う難しい15日間を戦い抜いた。大関昇進の目安である「三役で3場所計33勝」には星1つ足りなかったが、常に真っ向勝負で挑む相撲内容が評価されて大関の看板をたぐり寄せた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により春巡業が延期となったことで、新大関・朝乃山のお披露目は4月以降になりそうだ。令和初の口上を述べる朝乃山。新時代にふさわしい決意の言葉を口にして看板力士としての第一歩をスタートさせる。

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