札幌山の手 2年連続初戦突破 原田主将「体張って守った」

[ 2019年12月28日 11:00 ]

第99回全国高校ラグビー第1日・1回戦   札幌山の手26―14高鍋 ( 2019年12月27日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<全国高校ラグビー 高鍋・札幌山の手>前半、突破を図る札幌山の手・原田(撮影・北條 貴史)
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 2年連続18度目出場の札幌山の手は高鍋(宮崎)を26―14で撃破。30日の2回戦でシード校の中部大春日丘(愛知)と対戦する。2年連続4度目出場の旭川龍谷は松山聖陵(愛媛)に10―38で敗れ、40大会ぶりの白星はならなかった。前半1分にCTB重堂凌哉(2年)が先制トライを奪ったが、逆転を許した。

 2年連続で札幌山の手が初戦を突破した。前半11分に高鍋に先制トライを許したが、同15分、同22分にNo・8ヴェア・タモエフォラウ(3年)が2連続トライを奪って逆転。相手の反撃を防ぎ、フランカー原田季弥主将(3年)は「チーム全員が体を張って守った。しんどい中でしっかりモールを組んでまとまった」と振り返った。

 12月には強豪校の胸を借りた。上旬に大阪遠征、大会直前には福岡合宿で東福岡と練習を行った。佐藤幹夫監督(58)は「レベルは違ったが、スピードに慣れることができた」と収穫を口にし、初戦突破につなげた。

 W杯日本大会では札幌山の手OBで日本代表フランカーのリーチ・マイケル主将(31=東芝)が活躍。原田主将らはリーチのタックルを参考にし、「試合を見て低くプレーすることを心掛けている。リーチさんは次が早く、メンタルも見習いたい」と語った。
 30日の2回戦は昨年敗れた中部大春日丘にリベンジを誓う。シード校撃破に向け、原田主将は「ワンチームとなって花園で正月を迎えたい」と意気込んだ。

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2019年12月28日のニュース