山形中央 花園最多162失点 工藤主将「想像以上の強さだった」

[ 2019年12月28日 13:38 ]

第99回全国高校ラグビー大会第2日   山形中央(山県)5―162報徳学園(兵庫) ( 2019年12月28日    大阪府東大阪市・花園ラグビー場 )

<高校ラグビー 報徳学園・山形中央>162点で大勝の報徳学園(撮影・奥 調)
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 試合終了間際に、報徳学園に24個目のトライを奪われると、山形中央の数名が、グラウンドに突っ伏した。大会史上最多となる162失点を喫した。従来は、16年度の浜松工(静岡)が東福岡(福岡)戦で喫した139失点だった。

 フッカー工藤翔主将(3年)は「いっぱい取られるのは覚悟していたが、何トライかは取りたいと思っていた。想像以上の強さだった」と語った。

 接点で完全に劣勢だった。はじかれ、かわされ、簡単にゲインを許した。前半で80失点。後半に82失点をした。
 持ち味を出せた場面もあった。後半11分、ゴール前のラインアウト。工藤がスローイングしたあとにボールをもらい、前進。ラックからボールがつながり、ロック吉田伊吹(1年)がインゴールに押さえた。チーム唯一のトライだった。この時点で5―99。得点がスコアボードに刻まれると、会場から温かい拍手が起きた。

 「あそこはトライを取りきろうと、準備をしていたプレー。1番いいプレーだった」

 工藤は一矢報いた1トライを、そう振り返った。中学3年でラグビーに触れ、魅力を覚えた。高校では、野球を継続しようと思っていた。「硬式グラブを買っちゃってたけど」、楕円球を選んだ。グラブはいとこの手に渡った。

 部員集めに苦労をしてきた。メンバー登録19人は、今大会最少。15対15の実戦形式ができないなどのハンデがある中で、「半分に分けて練習をすることで、FWがバックスのスキルを身につけられる。少ないことをマイナスではなくプラスにとらえてきた」と、チームの花園15大会ぶり勝利を目指してきた。

 「強豪は集団生活がしっかりしている。日頃から丁寧にすれば」

 記録的大敗の雪辱を、後輩に託した。

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