尾道、初戦突破 フッカー藤原能が怒濤の3連続トライ

[ 2019年12月28日 12:48 ]

全国高校ラグビー 1回戦   尾道(広島)57―7仙台育英(宮城) ( 2019年12月28日    花園 )

<全国高校ラグビー 尾道・仙台育英>後半19分、ターンオーバーから左中間に跳び込みトライを決める尾道・藤原能(撮影・北條 貴史)
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 13年連続出場の尾道が24年連続出場の仙台育英を下し2回戦に進んだ。前半26分に逆転を許したが、32分に再逆転。後半は45―0と付け入る隙を与えなかった。

 今年から指揮を執る田中春助監督(31)は花園初白星。倉敷(岡山)の監督に就任した前任の梅本勝氏(56)の伝統を引き継ぎつつ、アプリで2週間先までのスケジュールや動画を共有し、月に1回可動域を広げるためにダンスの練習を導入するなど時代に即したチーム改革が実り「いろいろやった方が、ここぞというところで全力を出してくれる。梅本先生から教わったことです」と頬を緩ませた。

 高校日本代表候補のフッカー藤原能(あたる=3年)は4トライの活躍。後半11~20分には怒濤(どとう)の3連続トライを決め「前半最後の(32分の逆転)トライを取ったおかげで緊張がほぐれた。チームの気持ちも乗っていったと思う」と相好を崩した。

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2019年12月28日のニュース