名護、初戦突破ならず 島袋大、意地の2トライも目に涙

[ 2019年12月28日 15:00 ]

第99回全国高校ラグビー大会第2日   名護12―36静岡聖光学院 ( 2019年12月28日    大阪府東大阪市・花園ラグビー場 )

<名護・静岡聖光>後半、独走のトライを決める名護・WTB島袋大成(撮影・後藤 正志)
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 2年連続18度目の出場だった名護(沖縄)は2013年の第93回大会以来の勝利を逃した。

 攻守で圧倒された前半だったが、後半に反撃した。0―29の後半13分。WTBの島袋大成(3年)が自陣ゴール中央前から右につないだボールを受けると、右サイドを独走。90メートルを走りきってトライを決めると、会場を拍手が包んだ。「前半は自分たちのミスで流れをつかめなかった。最後に意地でもトライしたかった」と目に涙を浮かべながら、話した。

 島袋大は後半28分にも自陣10メートルラックからFB屋部旺成(2年)のキックを追いかけ、右サイドでキャッチ。中央に走り込んでトライを奪うなど、2トライの活躍だった。

 沖縄勢の過去最高成績は同校が06年、13年に記録した16強。記録を塗り替えることが目標だったが、夢は後輩に託される。島袋大は「それを目指してまた1から頑張ってほしいです」とエールを送った。

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