近大和歌山 初戦突破ならずも手応え…「本気の朝礼」でメンタル成長

[ 2019年12月28日 16:02 ]

第99回全国高校ラグビー第2日・1回戦   朝明36―5近大和歌山 ( 2019年12月28日    花園ラグビー場 )

<近大和歌山・朝明>朝明に敗れ、涙する近大和歌山フィフティーン(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 5大会ぶり2度目の出場を果たした近大和歌山だったが、全国1勝の壁は厚かった。9月最後の練習試合後、田中大仁監督(36)が成瀬椋太主将ら3年生部員と相談して和歌山予選に向けてメンタル部分を上げていくため「本気の朝礼」を始めた。練習前に選手がその日のテーマを決め1分間スピーチを実施。さらに一人一人が「ナンバー1宣言」をして自分の得意分野の目標を定めるようにしたという。

 その成果が「試合本番で硬くなって実力が発揮できなかったのが、わくわくしながら練習に取り組み、強気にプレーできるようになった」(田中監督)と成長に表れた。この日は試合前のアップ途中に選手だけで「本気の朝礼」が行われた。

 全国大会を勝つ難しさについて「勝負どころ、ここぞというところでの集中力がなかった」ことを田中監督は痛感。それでも「後半は強気にいけたと思います」と敗戦の中にも手応えはあったようだった。

続きを表示

2019年12月28日のニュース