スピードスケート高木美帆 3000メートルまた日本最高更新でトップに

[ 2019年12月27日 05:30 ]

代表選考レースの女子3000メートル 4分5秒05で1位の高木美帆
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 スピードスケートの全日本選手権第1日は26日、長野市エムウエーブで短距離から長距離の4種目総合で争う「オールラウンド」部門の前半2種目が行われ、女子はショートトラックの全日本女王、菊池純礼(富士急)が82・878点で首位に立った。500メートル、3000メートルとも1位だった。来年の国際大会の距離別の代表選考レースも合わせて実施され、女子3000メートルは高木美帆(日体大助手)が自身の国内最高を更新する4分5秒05で1位となった。

 女子3000メートルで序盤からスピードに乗るレースに挑み、14日のW杯で出したばかりの国内最高記録を更新。高木美は「クリアできた」とすがすがしい表情だった。W杯は最後まで1周32秒台でまとめる見事な滑りだったが、レース後に待っていたのはデビット・コーチの「スロースタートでは世界と戦えない」という説教。この日は1400メートルをW杯より2秒02も早く通過し、課題をきっちりクリアした。着実に成長している姿を見せたエースは「世界で勝つにはもっと速く入らないと」と貪欲に語った。

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2019年12月27日のニュース