ウィザーズにまた衝撃 得点源のビールが右脚を負傷 次戦出場は微妙?

[ 2019年12月27日 14:03 ]

チームを勝利に導くことができなかったウィザーズのビール(AP)
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 故障者続出に苦しむNBAウィザーズは26日のピストンズ戦に敗れて9勝21敗となったが、リーグ5位の28・3得点を挙げているシューティングガードのブラドリー・ビール(26)がこの試合で右脚下部を痛めていたことが明らかになった。

 スポーツ専門局のESPNが伝えているもので、ビールは60―89で迎えたピストンズ戦の第3Q6分10秒にベンチに退いたあと、コートには戻らなかった。スコット・ブルックス監督(54)は「本人はプレーしたかったようだが点差が開いていたので休ませるほうが得策だった」とコメント。「27日の状態を見て次のことを考える」として、地元ワシントンDCで28日(日本時間29日)に行われるニックス戦の出場は微妙になった。

 ビールはチームでただ1人、開幕から全30試合に先発。本来の大黒柱、ポイントガードのジョン・ウォール(29)がアキレス腱の断裂で今季の出場が絶望となっているために、出場時間はNBA8季目で自己最長の37・1分に達していた。

 ウィザーズでは目下、「鼠径(そけい)部の挫傷」と診断されている新人の八村塁(21)に加え、シューターのダビス・バターンズ(27)、先発センターのトーマス・ブライアント(22)、控えのセンター、モーリッツ・ワグナー(22)、さらにベテランのスイングマン、C・J・マイルズ(32)ら主力5選手が故障で離脱中。指を痛めていた控えガードのジョーダン・マクレー(28)がピストンズ戦で11試合ぶりに復帰したものの、“欠員補充”のためにGリーグ所属のガード、ゲイリー・ペイトン2世(27)と、前レイカーズで今季はイスラエル・リーグでプレーしていたフォワードのジョナサン・ウィリアムズ(24)の2選手と契約をかわしていた。

 しかし抜群の得点能力を誇るビールの代役はおらず、八村が復帰する可能性もあるニックス戦でもし欠場すると、チームのオフェンス力低下は必至。2試合の出場停止処分を科せられたガードのアイゼイア・トーマス(30)はプレー可能だが、ブルックス監督は難しい“舵取り”を迫られるだろう。

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2019年12月27日のニュース