関学大新監督にOBでNTTドコモのSH小樋山樹が就任へ

[ 2019年12月27日 05:00 ]

 関西大学ラグビー1部、関学大の新監督に、OBでNTTドコモに所属するSH小樋山樹(30)が就任することが26日、複数の関係者への取材で分かった。小樋山は今季のカップ戦に2試合出場。1月12日開幕のトップリーグでも戦力として期待される。3月まで選手として籍を置き、4月から監督になるという珍しいルートで母校の強化にあたる。

 関学大は、サントリーに勤めながら重責を担った牟田至監督の今季限りでの退任が決まっていた。今年は関西リーグ3位。5年ぶり出場の全国大学選手権3回戦で、関東対抗戦1位の明大に14―22の接戦を演じた。

 小樋山は大学1年の08年に51年ぶり関西リーグ制覇に貢献。NTTドコモでは、東日本大震災復興支援の「スポーツ笑顔の教室」に参加するなど、グラウンド外の活動にも積極的。母校でも指導にあたっていた。学生主体の取り組みがチームカラーの伝統校に、就任直前まで現役バリバリで動いていたエッセンスが注入される。

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2019年12月27日のニュース