ウィザーズは今季最大点差で大敗 八村離脱後は1勝4敗 次戦復帰か?

[ 2019年12月27日 11:30 ]

ウィザーズのビールをかわしてシュートを狙うピストンズのモリス(AP)
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 故障者続出のウィザーズは26日、敵地デトロイトで今季2戦2勝だったピストンズと対戦したが、シュートの精度を欠いてリズムを築けず、102―132(前半48―68)で敗れて9勝21敗。今季2度目の連勝を逃し、八村塁(21)が「鼠径(そけい)部の挫傷」で戦列を離れてからは1勝4敗となった。中2日で迎えた試合にもかかわらず、シュートの成功率はフィールドゴール(FG)が41・3%、3点シュートが29・2%、フリースローが70・4%とすべて低調。30点差での黒星は、12月1日のクリッパーズ戦(25点差)を上回る今季最大点差での敗戦となった。

 ウィザーズはこの日、昨季レイカーズで24試合に出場したフォワード兼センターのジョナサン・ウィリアムズ(24=206センチ、103キロ)と契約。同選手は八村と同じゴンザガ大の出身で八村とは2シーズン、チームメートだった。

 ウィリアムズは第1Q6分53秒にコートに登場。その2分27秒後にはオフェンス・リバウンドをキープしてシュートを決め、相手の反則も誘って3点プレーを成立させた。26日に契約してニックス戦でいきなりダブルダブルをマークしたガードのゲイリー・ペイトン2世(27)もこのクオーターの7分50秒からコートに入って補強コンビが合体。ペイトン2世は、ピストンズのセンター、アンドレ・ドラモンド(26)がゴール下で試みたシュートをブロックするなど、ニックス戦同様にこの日も得意のディフェンスで存在感を示した。

 結局、ウィリアムズは32分で9得点と8リバウンド、ペイトン2世は10得点と5リバウンド、5アシスト、2ブロックショット、1スティールをマーク。指を痛めて戦列を離れていたガードのジョーダン・マクレー(28)は11試合ぶりに復帰して15得点を挙げたが、得点部門で5位(28・3)につけている得点源のブラドリー・ビール(26)は24分の出場で15得点にとどまり、放った5本の3点シュートはすべて失敗した。

 ピストンズは連敗を5で阻止して12勝20敗。ドラモンドが14得点と10リバウンド、ブレイク・グリフィン(30)は14得点と11リバウンドとフロンコートの先発陣がいずれもダブルダブルを達成し、ベンチから出たフォワード、クリスチャン・ウッド(24)の22得点を筆頭に8人が2ケタ得点を記録してこのカードは今季3戦目で初白星を挙げた。

 なおウィザーズは28日(日本時間29日)に地元ワシントンDCでニックスと顔を合わせるが、故障個所の状態が良好と判断されれば、この試合で八村が戦列に復帰する可能性がある。

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