炎鵬に「ビーバー」化粧まわし贈呈 カワイイけど強い存在になる!

[ 2019年12月27日 05:30 ]

北陸製菓からビーバーの化粧まわしを贈られた炎鵬(右)。左は北陸製菓・高崎憲親社長
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 大相撲初場所(来年1月12日初日、両国国技館)を自己最高位の西前頭5枚目で迎える炎鵬(25=宮城野部屋)が26日、東京都墨田区の宮城野部屋で、菓子メーカー「北陸製菓」(本社・金沢市)から人気商品「ビーバー」「白えびビーバー」のキャラクターをあしらった化粧まわしを贈呈された。太刀持ちを務める白鵬の横綱土俵入りでは三つぞろいの化粧まわしとなるが、幕内土俵入りでは初日などに新化粧まわしを着用する。金沢市出身の炎鵬は「地元の方々の応援は励みになる」と故郷の後押しに感謝した。

 北陸製菓の高崎憲親社長(27)は金沢市立西南部中で炎鵬の2学年先輩で、炎鵬の兄・中村文哉さんと同学年。最近になってパーティーで再会し「微力ながら北陸を盛り上げていきたい」という高崎社長の考えから地元出身の人気力士への化粧まわし贈呈に至った。「白えびビーバー」はNBAウィザーズの八村塁が紹介したことで爆発的な人気となったが、炎鵬の活躍次第では「炎鵬ビーバー」の発売も検討しているという。

 ビーバーは愛くるしい外見ながら、丈夫な歯で大木をかじり倒すなど強さも持ち合わせている。炎鵬は1メートル68、99キロで関取最小兵。「自分も可愛いと言われるが、ビーバーみたいに強いところを見せたい。しっかり初日に向けて調整してインパクトのある相撲を取れれば。ビーバー旋風を起こす」。三役以上との初対戦の可能性がある場所を前に奮起を誓った。

 ▽揚げあられ「ビーバー」 1970年(昭45)に発売。同年に開催された大阪万博のカナダ館で展示されていたビーバー人形の前歯と、揚げあられを2個並べた形が似ていたことから商品名がつけられた。「ビーバー」は日高昆布を北陸産もち米に練り込み、鳴門の焼き塩を利かせている。「白えびビーバー」は富山県産白えびを使用。「カレービーバー」「のどぐろビーバー」は休売中。

《角界と動物》
 ☆琴桜 立ち合いから激しいぶちかましでついた愛称。猛牛のような突進で横綱に昇進。

 ☆旭国 一度食らいついたら離れない。低い体勢から相手の懐にもぐって食い下がる戦法が獲物に食い下がるピラニアを彷彿(ほうふつ)させた。

 ☆千代の富士 目をらんらんと輝かせながら稽古する姿を見た当時の兄弟子から「狼」と呼ばれ、その後「ウルフ」として定着。

 ☆若嶋津 鹿児島県出身の若嶋津は南国育ちの精かんな顔立ち。浅黒い肉体で素早く立ち回る姿は、暴れん坊ヒョウに見立てられ「南海の黒ヒョウ」と呼ばれた。

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