玉島 無得点で初戦敗退、守備奮闘も永谷主将「ミスが肝心なところであった」

[ 2019年12月27日 14:32 ]

第99回全国高校ラグビー第1日   玉島0―5県浦和 ( 2019年12月27日    花園ラグビー場 )

<浦和・玉島>涙ながら引き揚げる玉島フィフティーン(撮影・井垣 忠夫)
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 昨季16強の玉島(岡山)は得点を挙げられず1回戦で姿を消し、主将のTB永谷は「なかなかエリアをとれなかった」と肩を落とした。

 自陣に攻め込まれるのをキックでしのぐ苦しい展開。好機もあったがラインアウト、パスのミスでつかみきれず「(キッカーのHB)友定を一人にさせてしまった。サポートしてあげられなかった」と永谷。それでも大応援団とともに勢いに乗る県浦和(埼玉)をわずか1トライに抑え込み「やってきたことは正解だった。1年間やってきたディフェンスができた」と気丈に話した。

 試合後は「詰めが甘かった。ラインアウト、1つのパスのミスが肝心なところであった」とあふれんばかりの涙をこらえ声を震わせたが、ノーサイドのホイッスルとともに泣き崩れるチームメートに「並ぶところまでが最後だから最後までやろう」と主将としての姿勢は貫き通した。3年生は全員でわずか7人。「最初から花園という目標を立てて、辞めずにやってこられた」と誇らしげに笑った。

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2019年12月27日のニュース