17歳・稲垣柚香が初V!「自分のレスリング」で圧勝 59キロ級

[ 2019年4月25日 20:51 ]

レスリング・アジア選手権第3日 ( 2019年4月25日    中国・西安 )

女子59キロ級で初優勝した高校3年生の稲垣(撮影・中出健太郎)
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 女子5階級が行われ、59キロ級は17歳の稲垣柚香(愛知・至学館高3年)が初優勝した。決勝ではモンゴル選手相手に終始積極的に攻め、パッシブ(消極性)を引き出して2―0とリード。第2ピリオド終盤に鋭いタックルからバックを取って2点を追加すると、ローリングで3回転して10―0のテクニカルフォール勝ちを収めた。

 シニア国際大会では1月のヤリギン国際(ロシア)に続く優勝。「最初は様子を見ちゃったところがあったが、自分のレスリングをしようと思った」と振り返った。この階級は五輪で実施されないため「高いレベルではないけど、アジアでは力だけでいっても勝てないと分かった」と収穫も口にした。

 今後は2020年東京五輪を目指し、世界選手権(9月、カザフスタン)代表が懸かる6月の全日本選抜で62キロ級への挑戦を考えているという。同級は高校の先輩である川井友香子(至学館大)がいるが、「少しでも近づけるようにしたい」と意気込んだ。

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